施工について / About construction
おかげさまで猛烈に忙しい毎日を過ごさせていただいております。
私は体は強いのですが、心が打たれ弱いので、時々趣味の山登りにて心の洗濯をしております。
図面やお見積もりなどたくさんやらねばならないことはあったのですが。 そのすべてを無理やり忘れて、いざ涼風そよぐ気高き峰へ。
石鎚山系西端の峰 堂ヶ森に登ってまいりました。
この山の頂上部は笹原とツガ・モミの立ち枯れた白骨(しゃっこつと読みます。盆栽の用語です。)群が、なんとも言えない光景を作り出しています。
夏もいいのですが、真冬こそがこの景色の真骨頂だと思っております。
雪原の中に樹氷に覆われた無数の白骨が静かにたたずむ光景。一種シュールな光景です。
それを見るたびに私は「ましろきトーテムポール」という語句を思い浮かべます。
私の創作意欲と枯れ果てたのではないかとひそかに心配しているインスピレーションを静かに、そして優しく揺り起こしてくれる。大切な景色の一つです。